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  • 執筆者の写真埋木舎

彦根市が茶の湯条例制定に向けて動き出す

彦根では江戸時代に藩主の井伊家が代々茶道に親しみ、茶会が盛んに催されていました。特に直弼公が茶道の精神面を深め、「一期一会」の言葉を残されたことから、以前から茶の湯文化を活かしたまちづくりを目指そうという動きがありましたが、これが最近は市議会でも議論されるなど、本格的な動きを見せ始めました。


茶の湯をまちづくりに生かすことを目的としたいわゆる「茶の湯条例」は、千利休の出身地である大阪府堺市、大名茶人として有名な松江藩・松平不昧が治めた島根県松江市で制定されており、いずれも茶の湯を通じた文化や都市の魅力の向上、地域経済の活性化を目指すものです。彦根市で茶の湯条例が実現すれば、全国で3件目となります。この地で茶の湯の普及に大きな役割を果たした井伊家、特に直弼が不遇の暮らしの中で茶道を究めた埋木舎と澍露軒は、彦根市の茶の湯普及活動の中で、間違いなく中心的な役割を果たすことになるでしょう。


埋木舎で開催された茶会(2017年)

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