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井伊直弼と茶道(その1)

彦根市議会は全員一致で彦根市を「茶の湯の街」として条例化する決議を行ったが、茶の湯の世界では、井伊直弼は大変有名である。


直弼は埋木舎の茶室、澍露軒において『茶の湯一会集』を記し、「一期一会」「独座観念」「余情残心」の精神を説いた。「眞の茶道は心を修練する術で、貴賤貧富の差別なく、自然体で常時心静め楽しく喫茶する修行」と『入門記』で述べ、『一会集』では「茶の湯の交友は一期一会といひて、たとへ幾度おなじ主客交会するとも、今日の会にふたたびかへらざる事を思へば、実に我が一世一度の出会也」と述べ「主人は万事に心を配り、深切実意を尽し客を持て成すべし」とする。さらに『余情残心』『独座観念』『和敬清寂』の極意を大成し、茶名は『宗観』とも『無根水』とも号したのである。(つづく)

【埋木舎当主・大久保治男】


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