彦根城は2024年の世界遺産登録をめざしていますが、これにも関連して、10月24日に、滋賀県文化スポーツ部文化財保護課が主催するシンポジウム「彦根城と徳川の平和」が東京代々木でで開催されました。東京大学教養学部の杉山清彦准教授の講演では、江戸時代の統治というものが軍事力を独占する武士階級による支配であること、そして強力な中央の統制を保ちつつ封建領主による地方支配によって国内の安定を達成するという、世界的に見ても非常にユニークな構造であったことが解説されました。そしてその政治体制を端的に表しているのがまさに彦根城城郭(天守閣だけでなく城郭全体)で、そこに世界遺産として認められるべき価値があるのです。
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